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【映画】ガガーリン 世界を変えた108分

感想

インターステラー』より100倍面白い

ホリエモンも大絶賛。

現在よりもはるかに技術的な課題が残されていた宇宙開発黎明期、危険も多く宇宙はほとんど未知なる世界だったころのロシア側のお話。主人公はユーリー・ガガーリン、世界初の有人宇宙船ボストークで人類史上初めて宇宙に行ったソ連軍空軍中尉(打ち上げ成功後少佐に昇格)である。

宇宙飛行士の過酷な訓練と心情、そして人間模様がリアルに表現されている。

宇宙飛行士は名誉だなんだと周りに持ち上げられているが、騒いでいるのは世間だけで、本人とその残された家族たちは複雑な心境であることにも焦点を当てている。

個人的に印象に残った場面は、ロケット打ち上げが失敗した際に、ロシア圏外に落ちた場合の対応について議論している場面である。当時の技術部長は仮にロシア圏外に落ちた場合、迷わず爆破ボタンを押して他国への技術の漏洩を阻止すると言っていた。もちろん、ロケットの中には人が入っている。しかし、技術部長は、人命よりも他国に情報が洩れることの方がプライドが許さないと述べていた。過当な競争の中に身を置くと、人間は本当に大事なものについて、正しい判断が下せなくなるのかもしれない。

そんな中、常に死の危険が伴う宇宙飛行士たちは皆、なにかを背負って宇宙へ飛び立つ。

 


『ガガーリン 世界を変えた108分』予告編

 

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ガガーリン 世界を変えた108分(字幕版)

ガガーリン 世界を変えた108分(字幕版)

  • 発売日: 2015/09/01
  • メディア: Prime Video
 

  

あらすじ

1961年4月12日、ソ連の宇宙船ボストーク1号に乗ったユーリー・ガガーリンは、前人未到の有人宇宙飛行に挑むため、宇宙へと一人飛び立った。108分の孤独な宇宙の旅の途中、ガガーリンは自らの半生を振り返る―― 貧しい農村に生まれ、空を夢見た少年時代。3000人以上の空軍パイロットの中から選抜された精鋭20人の候補生の一人として厳しい訓練に耐えた日々。そして、世界初の宇宙飛行士に選ばれるまで。その頃地上では、「人類の英雄」誕生と、新しい時代の幕開けに人々が歓喜の声をあげていた……。

 

キャスト
出演:ヤロスラフ・ジャルニン、ミハイル・フィリポフ、オルガ・イワノワ、ヴィクトール・プロスクリン、ナジェジダ・マルキナ、ウラジミール・ステクロフ
スタッフ
監督:パヴェル・パルホメンコ
再生時間
01:52:47
一人の青年が成し遂げた108分の偉業が世界を変えた――全世界が歓喜に沸いた新しい時代の幕開けの瞬間が蘇る!
1961年4月12日、ソ連の宇宙船ボストーク1号に乗ったユーリー・ガガーリンは、前人未到の有人宇宙飛行に挑むため、宇宙へと一人飛び立った。108分の孤独な宇宙の旅の途中、ガガーリンは自らの半生を振り返る―― 貧しい農村に生まれ、空を夢見た少年時代。3000人以上の空軍パイロットの中から選抜された精鋭20人の候補生の一人として厳しい訓練に耐えた日々。そして、世界初の宇宙飛行士に選ばれるまで。その頃地上では、「人類の英雄」誕生と、新しい時代の幕開けに人々が歓喜の声をあげていた……。
Gyaoより引用)